【第二種電気工事士】外層被覆と芯線被覆のストリップ寸法について

2種電気試験

第二種電気工事の実技試験で必要なスキルとして外層被覆及び芯線被覆のストリップする長さについて最初みなさんは結局どの負荷やスイッチ、コンセントのストリップゲージがどれくらいか?

実際どの位の長さをストリップすれば良いかよくわかりませんよね?

その際の長さをまとめてみましたので参考にしてみて下さい!


問題によるストリップゲージ(長さ)の考え方

問題図面から見る寸法の計算方法

候補問題にはケーブルの寸法は書いてありますが負荷やスイッチの施工寸法は記載されていません。

なので実際に試験時にはケーブル寸法の他に施工寸法をプラスした寸法を考えないといけません。

簡単な図面を書いてみました。

候補問題の中でも簡単な問題になりますが
ジョイント部分からランプレセプタクルまでの長さを例えで書いてみました。
(長さは実際の問題と違います)

問題用紙には200mm部分しか書いていませんが実際に準備しないといけないのは200mmにプラスしてジョイント部分の100mmとランプレセプタクルの50mmをプラスした350mmの寸法が必要となります。

これを間違えてしまうと欠陥工事になるので気をつけましょう。

なので複線図を書いて各部分に必要なケーブル寸法を全て書き記す事をお勧めします。

ケーブル単体の詳細

試験時の数本あるケーブルの一本の詳細を書き出してみました。

使用ケーブル全体というのが各器具やジョイント部を含めた寸法で試験の時この寸法でカットして準備をします。
次に各器具によって違う外層被覆のカット(図でいう(B))の作業を行い最後に芯線被覆のカット(図で言う(A))を行います。

この作業を数回繰り返して複線図の全てのケーブルを準備しましょう。

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各器具のストリップゲージ

各器具・スイッチ等のストリップゲージ(基本)の表を載せておきます。
あくまでも目安です。

芯線被覆のストリップゲージは器具に必ず書いてあるものを参考にして下さい。
何も書いていない時は表を参考にして下さい。

外層被覆は表を参考にして貰うと幸いです。

器具名称コンセント
(埋込形)
単極スイチ
(埋込形)
位置表示灯内蔵
スイッチ
(埋込形)
3路
スイッチ
(埋込形)
4路
スイッチ
(埋込形)
パイロット
ランプ
(埋込形)
ダブル
コンセント
(A)外層被覆100mm
(10cm)
100mm
(10cm)
100mm
(10cm)
100mm
(10cm)
100mm
(10cm)
100mm
(10cm)
100mm
(10cm)
(B)芯線被覆10mm10mm12mm12mm12mm12mm12mm
NO,1
器具名称 接地極付 接地端子
コンセント
接地極付
コンセント
250V
コンセント
(露出形)
ランプ
レセプタクル
引掛
シーリング
ブロック端子配線用遮断機
(A)外層被覆 100mm
(10cm)
100mm
(10cm)
3〜5cm
4〜5cm
2cm5cm5cm
(B)芯線被覆12mm12mm20mm20mm10mm10mm10mm
NO,2

ランプレセプタクルはノノ字曲げをしますので20mmです。

相互接続
線の接続
リングスリーブ 小リングスリーブ 中差込コネクタ
2本用
差込コネクタ
3本用
差込コネクタ
4本用
(A)外層 被覆100mm(10cm)100mm(10cm)100mm(10cm)100mm(10cm)100mm(10cm)
(B)芯線被覆20mm20mm12mm12mm12mm
NO,3

相互接続は外層被覆は100mm固定なのでわかり易いですよね。

リングスリーブは芯線を長めに切って後からはみ出た上部を切るので20mmです。

まとめ

上の表にまとめた寸法で試験の全ては賄えると思うので是非参考にしてみて下さい。

コンセントやスイッチなどの芯線ストリップの長さは器具に書いてあるストリップゲージを参考にするのが良いと思います。

試験当日も器具のストリップゲージは確認して下さいね!

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