世の男性にどれだけハイブランドに詳しい人がいるのでしょう。
私は特に興味もなく流石に年齢も年齢なのでみんなが知っていてそれなりの値段の物を身に付けたり持ったりしています。
逆に奥様は頻繁にデパートに行き気付くと見たことない鞄や洋服、アクセサリーなどが増えたり減ったり・・・
興味程度に『それは何処のブランド』って質問すると楽しそうに色々教えてくれます!
その中でもエルメスの物に関しては見せてはくれるんですが触ろうとすると”コルァ〜”と舌を巻きながら怒られてしまします。
『HERMES』って一体・・・
何故、世の女性(男性も)がエルメスに惹かれ求め憧れるのか気になってしまって。
そして今回は正規店で手に入れる事が難しいとされている鞄【バーキン】を奥様が入手した経緯を私との会話で話した内容を書いていこうと思います。
その前にエルメスが今の地位までブランディングを高めた道のりもお伝えしていこうと思います。
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『HERMES』
『HERMES』エルメスの歴史のまとめ
『HERMES』はフランス発祥で1837年にティエリー・エルメスが馬具工房として立ち上げたブランドです。
馬具って?
馬具とは乗馬をする時や馬車などを操縦する時に使う手綱(たずな)や轡(くつわ)、背中に人を乗せる時に使う鞍(くら)などで主に革製の物を言います。
その時代は上流階級のステータスにもなっていた馬車で馬にも人間にも優しく傷つけない職人技術でエルメスのブランドを高めていきました。
20世紀にはその熟練された知識、技術を生かして皮革製品を作って行く様になります。
エルメスは元々マーケティングを重きにせずブランディング(情緒的価値)を求めて物作りをしていました。
あくまでも職人の技に対して顧客が対価を払う=(信頼関係)に繋がるという事ですね。
また、注文販売を承る様になりさらにロイヤリティーを確立し単に道具の販売というだけではなく
人々の豊かさを支えるブランドとして成長していきました。
そして時代は進化していき馬から自動車へと交通の手段が変わりエルメスもイノベーションを求められてきました。
19世期後半に2代目(シャルル・エミール・エルメス)が馬具のサドルやブーツを持ち運ぶための鞄
『オータクロア』を制作。
この『オータクロア』こそが後の『バーキン』と言われる鞄の前進になるのは有名な話です。
そして時は20世紀、3代目(エミール・モーリス・エルメス)が時代の変化を柔軟に対応して現代のエルメスの基盤を作ります。
1923年には『ブガッティ』(後のボリード)を発表します。このバックは世界で初めてカバンにファスナーをつけた事で有名なバックです。
その他に腕時計や香水、ローブやネクタイなど多角的に新商品を作っていきます。
1937年にはエルメスの代名詞と言われるシルクスカーフ『カレ』を発表しました。
この時、ショーウィンドウの責任者(アニー・ボメール)のディスプレイに惹かれ店頭に立ち寄る人も増えてきました。
1951年以降(3代目エミール・エルメス)が次女の娘婿(ロベール・デュマ)に4代目を託します。
デュマが力を入れたのがシルクスクリーンスカーフ『カレ・エルメス』で単に身に付けるものというだけでなく個性と芸術性を表現し先代たちの名声を押し上げる大きな役割を果たしています。
1956年には自身がデザインした『サック・ア・クロア』をグレース・ケリーが手にしていた事で大変な人気を博し後の『ケリー・バック』としてエルメスバックの象徴となります。
4代目(ロベール・デュマ)の息子(ジャン・ルイ・デュマ)が5代目を引き継ぎエルメスの名声を更にあげたのが1984年に女優の(ジェーン・バーキン)の名をとった『バーキン』が生まれます。
5代目の後、初めて中継ぎではありますが創業以来初めて一族以外の人間でパトリック・トマが代表を務め2013年に正式にピエール・アレクシィ・デュマが6代目を就任し現在の『エルメス』に至ります。
エスプリ(精神性)という考えを持ち働く一人ひとりにエルメスから生まれた物を伝承し体験してお客様との関係を築いてきました。
ある出来事が社員の素晴らしさを表しています!
『おばあさんがエルメスの店舗のショウウィンドウのディスプレイを眺めていました。
その姿をみた店員がおばあさんに「店内でそのスカーフを見て観ませんか」というとおばあさんは
「私はエルメスが買える身分ではありませんので」と・・・
その返答に店員は「スカーフ買ってもらえることだけではなくスカーフ自身を見られることも喜んでいるので買わなくても心配は入りません」と言いました。
おばあさんはその出来事に感動してエルメスの社長に直接手紙を書き社長は店員に直接お礼を伝えました。
エルメスは『買おうが買うまいが豊かな気分を味わってもらう事!』これこそがエスプリの考え方なのです。
長々と『エルメス』について話してきましたがこれでも少しにまとめたつもりです。
200年近い歴史をそう簡単には書き表せれないですよね。
エルメスの公式サイトで漫画家「竹宮惠子」さんがエルメスの歴史をまとめた漫画
『エルメスの道』(←こちらから)があります。
気になる方は読んでみてください。
奥様が『バーキン』を手に入れるまで
それでは奥様がエルメス『バーキン』を手に入れるまでを私との会話で見ていきましょう。
Case.1
あれ!!そのバックってもしかしてエルメスの”何たら”じゃないの??
”何たら”って何よ💢コレだからおじさんは・・・
このバックはエルメスの『バーキン』っていうの!
ヘ〜・・・『バーキン』ね〜
ところでそのバックはいつ買ったのさ??おいくら???
値段は内緒‼️このバックを買うのは結構大変なんだから。
聞きたい?ねえ?聞きたい?
もしかして聞いて欲しいのか・・・
長くなるかな・・・でも話振ったのはこっちだし聞くか・・・
是非!お話をお聞かせください!ちょっと気になるし。
てか、値段内緒って何さ〜〜
値段は聞くな!そっとしておいて・・・
一番最初に買ったのはどのバックよ?
エプソンゴールドの30
エプソン?プリンターが金色?
何言ってんだコイツ・・・
茶色のバーキンね!
5年前くらいになるかなー
なるほど!よく世間ではそんなに簡単に買えないって聞くけど
どうやって手に入れたのよ?ジ〜〜👀
う〜ん・・・
そこまで買い物はしていないけどアクセサリーとか
少し買い物していたかな!
店員さんとも話す様になったし。
それで?いつのタイミングで出てきたのさ?
エルメスのオンラインショップでボリードのバックを買ったのね!
その受け取りを店舗受け取りにしていたの。
その受け取りの時に『茶色系のバックは嫌ですよね?』って聞かれて
見せて下さいと言って出てきたのが『バーキン』だったの。
そりゃー買うよね〜〜〜www
wwwじゃねーし・・・
普通買わねーし・・・(って思うのは俺だけなのか)
なるほどねそれが1つ目ね!
今もそうだと思いますがエルメスの店員さんが人を見るというよりも本当に欲しい人を見極めると言った形でしょうか?
結局、店舗の方とお話をしてセンスや好みを見てこの人にはこれがって似合うみたいな事を考えていらっしゃるのかもしれませんね。
今の時代なら転売をする人も多いでしょうし本当に手に入れて使いたい方に届けたいでしょうから。
ちょっとした事であくまでも噂ですが普段店頭に出ない物を見せて貰う一番近道はプレタを買うといいらしいです。
プレタとは服の事でニットやパンツの事!です。(と聞きました)
Case.2
もう一つ持って無かったっけ?
そのバック?
はい。ありますけど何か??
なぜ強気・・・
それはどうやって手に入れたのさ?
一つ目のバーキンを買った約1年後くらいに店員さんから
連絡があって。
ほ、ほう!
ある日エルメス探索に行ってTシャツを買った時に店員さんが
もしバーキンがあるとして25cmでもいいですか?って聞かれて!
その時に出てきたの?
いやいや。出てこないよ!
ただ聞かれただけ。
でもね、そういう事を聞いてくると言う事は
お客様の事気にしてますよ!って事なの。
何か探り合いみたいで嫌だな・・・
それでそれで??
その後もブーツやカシミヤシルクなんかを買ってはいたけど
2ヶ月後位に連絡があったのよ!
25の黒のバーキンが入ったよって。
即買い〜〜
即買い〜って・・・
駄菓子じゃあるまいしwww
まあバーキンの入手はこんな感じだね!
まとめ
『エルメス』の歴史は深く長い間、またこれからも成長していくのでしょうね!
エルメスのバックなどについては結局僕の思うところ、商品をただ買い漁るだけでは出てこないと言う事ですね。
店員さんとの会話。
商品への情熱などを伝える事で担当の店員さんとエルメスを共有する時間を持ちましょう。
そうするとあなたの前に憧れの商品が出てくるかもしれませんよ!!!
どうしても欲しい方はネットなどで販売もされていますが神経質な方はやめておきましょうね。
次回は!『ガーデンパーティー』とやらを手に入れた時のお話を聞いてみます。
なんか嫌そうだけど・・・・・・
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